2026.03.18
祈りの折り服
キヨコエイチの服達は、出来るだけ手渡してお渡しできる展覧会という機会を作ってきました。
でも、これからは私の会った事の無い、話した事の無い、誰かの元へ旅立つかもしれない。
その方が多くなってきてしまった。
だからこそ、作る時にもっと、もっと、
「あなたが幸せでありますように」
祈りを込めて作る。
ただ、それだけでも足りない気がして、探求していました。
チェンマイで宇宙のコードを織り込んだ布地を目の当たりにした。
空間信仰の古代のチェンマイにおいて、男性が心臓の鼓動を楽器に共鳴させて響かせて、その横で女性が糸を回転器で紡ぎ、織り機で紋様を織る。
男性は無地。
女性は紋様の入った装飾的な布地。
女性がこの布地の服を着て、1日の仕事をするなら、それは全て宇宙と繋がって過ごすことになる。
美味しいご飯も作れるだろう。
掃除をすれば空間が浄化されるだろう。
家族は幸せになるだろう。
家族が幸せなら村も幸せになるだろう。
争いもぶつかりもなくなるだろう。
物理的にコードを作れる。
精神的なものだけではなく、古代の人達は明確なコードを知っていた。
私達人間が呼吸をする意味、電気的な心臓の鼓動、右脳と左脳の力の差…
少しずつ学んで知識を頂き、導かれて現象に出会い経験し、合わさる時に腑に落ちる。
そうして、
今私は「祈りの折り服」に辿り着いている。
トルソーに布地を被せて、折り紙を折るように服に仕立てる。
トルソーの肌と、布地の肌を愛して撫でながら、折りながら、針で留めて、糸で縫う。
丁寧に動く。
とても、単純で、今の私がそのまま写し出される。
この服を纏う人。
その姿に出会う人。
皆に私を通した宇宙のコードが届くように。
今日のこの子が最高傑作。
こんなに愛せたと褒めまくってしまう。
明日にはまた成長した自分で挑戦する。
そんな日々。