2026.03.03
ステートメント
2025年4月1日最愛の夫櫻井栄一は新町のアトリエで亡くなりました。
2人きりの別れでした。
病の中、死に向かう栄一さんの姿は潔く、優しく、美しく、感謝に溢れていました。
同年9月モヒカンポシェットからキヨコエイチへ。
貴容子と栄一は合わさりました。
エイイチの命のイをひとつ御返しして、キヨコエイチ。
「白の世界」を実現すること。
私達はその為に別れて、そして、合わさった。
神様は私達に最高の別れと出会いを与えました。
これからのキヨコエイチを見てもらえばきっと、この始まりの意味がわかるでしょう。
「白の世界」
人間に想像力が与えられているのは他者を想うため。
他者がいなければ想像力は意味を持たない。
本来、人がつくるすべての物には誰かを想う力が宿っている。
安いか高いかは関係ない。
それは人の手から生まれたもの。
着るものも、食べるものも、身のまわりのすべての「物」は想像力の結晶だ。
けれど現代は、物の奥にある想いを感じにくい構造になってしまった。
白の世界とは、祈りの世界のこと。
白の世界とは、感謝の世界のこと。
誰かの幸せを想う時間。
自分以外の人の幸せを願う、その静かな瞬間。
そして、服をつくることは、祈ること。
服をつくる。
福をつくる。
幸福をつくる。
キヨコエイチの服は白の世界に触れるためのひとつのかたちである。